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「槇文彦とスパイラル –アートの生きる場所–」展レポート。スパイラル40周年と槇総合計画事務所60周年記念展覧会。スパイラル構想段階の初公開資料と共に、“都市とパブリックスペース”など槇文彦の建築に対する視座をあらてめて振り返る。Spiral 40th Anniversary x Maki and Associates 60th Anniversary"Maki Fumihiko and Spiral – A Place Where Art Lives”
「永山祐子個展 確かにありそうなもの」レポート。万博パビリオンに関する展示、ジュエリーから高層ビルに至るまで、スケールや領域を横断し続ける永山祐子のデザインプロジェクトを、模型や素材、実際のプロダクトなどを通じて紹介する展覧会。10月12日まで。Yuko Nagayama Solo Exhibition "Things That Clearly Seem to Exist”
「SD Review 2025 / SDレビュー」入選展レポート。実際に“建てる”という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示す展覧会。会場は東京・代官山のヒルサイドテラスF棟・ヒルサイドフォーラム。2025年9月19日〜9月28日
小堀哲夫建築設計事務所による「ComoNe」レポート内観編。名古屋大学内に完成した、東海国立大学機構による大学の知的資源を起点とした新たな共創と公共の場。外観編と内観編二部構成で紹介する。Common Nexus of Tokai National Higher Education and Research System, Nagoya, Tetsuo Kobori Architects. Article vol. 2, focusing on Interior features.
小堀哲夫建築設計事務所による「ComoNe」レポート外観編。名古屋大学内に完成した、東海国立大学機構による大学の知的資源を起点とした、新たな共創と公共の場。外観編と内観編二部構成で紹介する。ComoNe of Tokai National Higher Education and Research System, Nagoya, Tetsuo Kobori Architects. Article vol.1, focusing on Architecture features.
大久保博夫/CHOP+ARCHI建築設計事務所による埼玉県熊谷市の「Kumagaya House」。十字型の外部空間を設けることで、室内の各スペースの緩衝地帯となりながら外部環境との接続を可能とする住宅。Kumagaya House, Saitama, Hiroo Okubo / CHOP+ARCHI
「建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷」レポート。赤鬼と青鬼の掛け合い解説がありつつ、益田市と渋谷を比較するような構成で、渋谷駅周辺の未来が見られる展覧会。Exhibition, Hiroshi Naito - Brawl Outside the Ring at Shibuya
「山本理顕展 コミュニティーと建築」レポート。自身が設計した横須賀美術館で50年に渡って取り組んできた建築と社会を結ぶ設計活動を、60点の模型や図面などで振り返る展覧会。美術館建築と共に紹介する。Riken Yamamoto Exhibition , Community and Architecture at Yokosuka Museum of Art
「藤本壮介の建築:原初・未来・森」展レポート。大学卒業から約30年にわたる藤本の設計活動をスケッチから膨大な数の模型、そして大型の模型や映像で体感できる藤本壮介初の大規模個展。東京の森美術館にて11月9日まで開催The Architecture of Sou Fujimoto: Primordial Future Forest, at Mori Art Museum, Tokyo
黒崎敏/APOLLOによる東京都港区の住宅「STEALTH」レポート。都心の住宅地にかかわらずプライバシーを確保しながら開放感と十二分に採光を得られるよう計画し、“都心のシークレットヴィラ”と呼べるような住宅を実現した。STEALTH, Tokyo, Satoshi Kurosaki / APOLLO
本橋良介 (MMAAA) による世田谷区の自邸「モトハウス」。分筆が進む住宅地で祖父から受け継いだ土地の記憶を残すように、2方向にある路地を恒久的な空地として捉え空地を繋ぐ道を家の中に通した。竣工1年後の取材となる。Moto House, Tokyo, Ryosuke Motohashi / MMAAA
CAt (シーラカンスアンドアソシエイツ) による渋谷区の事務所兼長屋「SENDAGAYA TERRACE」レポート。都市の経済活動により4方を10mの建物や擁壁に囲まれて地下のようになった敷地において、そこから掘り出すように可能な限り風通しのよい空間の獲得を目指した建築。SENDAGAYA TERRACE, office and apartment, Tokyo, CAt
駒田建築設計事務所による「STITCH」レポート。東京都江戸川区の店舗兼共同住宅。ヒトとモノ、コト、街を縫い合わせ、小さなコミュニティ形成のきっかけとなるような建築。STITCH, Tokyo, Komada Architects Office
マウントフジアーキテクツスタジオによる会場構成の「CRAFT SAKE WEEK 2025」レポート。テンセグリティ構造の木架構を立ち上げ、上棟式をイメージした伝統的な祝祭の場として演出。六本木ヒルズアリーナにて2025年4月29日まで開催
大阪・関西万博の建築的にチャレンジした8つのパビリオンの建築と展示をレポート。佐藤オオキ+日建設計「日本館」、SANAA「Better Co-Being」、小堀哲夫「クラゲ館」、橋本尚樹「いのちの平衡館」、周防貴之「Dialogue Theater」、坂茂「BLUE OCEAN DOME」、KOMPAS「万博サウナ」、三菱地所設計「三菱未来館」の詳細を紹介。
大阪・関西万博メディアデー レポート。国内外のパビリオンや、施設建築の見所を紹介。EXPO 2025 Osaka, Kansai, must see architecture
「大阪・関西万博 若手建築家による20施設」レポート。1980年生まれ以降の若手建築家を対象に行われたプロポーザルによって選ばれた20組の建築家による万博会場内の施設。会期2025年4月13日〜10月13日EXPO2025 Osaka, Kansai, Japan, 20 Facilities Designed by Young Architects
aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所による「THE GRANDUO OKUSAWA UTAKATA」レポート。周辺の環境を大切にして大きなボリュームが立ちはだからないようにし、外部空間をふんだんに取り入れた変化のあるプランニングによる付加価値の高い賃貸共同住宅。The Granduo Okusawa Utakata, Tokyo, by aat + makoto yokomizo architects
黒川智之建築設計事務所による新宿の「KEITOKU BLDG.」レポート。敷地奥側に汎用性の高いボックス型のテナントスペースを設けつつ、接道側に都市へ接続する中間領域となるような“ファサード空間”を設けた。Keitoku Bldg., Tokyo, Tomoyuki Kurokawa Architects
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展レポート。現代の我々の住環境を形作ることとなる14の傑作住宅を多角的に検証する展覧会。ミースの未完作品を原寸大で再現もしている。国立新美術館にて2025年6月30日まで開催LIVING Modernity: Experiments in the Exceptional and Everyday 1920s–1970s, The National Art Center, Tokyo
「杉並建築展 2025 — 説明のそとがわ」レポート。建築家によって地域社会をつなぐことを目的として開催されている展覧会。2025年3月24日まで高架下空き倉庫で開催
後藤周平建築設計事務所による練馬区の「東大泉の家」レポート。木造中古住宅をリノベーションし、閉じていた接道面を大胆に開け放ち街へ繋がるおおらかなファサード面とした。House in Higashioizumi, Tokyo, by Shuhei Goto Architects
建築家 千葉学の自邸「父の家」レポート。千葉の父が長年住んでいた住宅を二人で暮らすために建て替えた。住み始めて暫くして思いがけず家族が増え使われ方が突如変容した。竣工3年後の取材となる。Father's House, Tokyo, by Chiba Manabu Architects
「KASA展:ものさし と まなざし」レポート。コヴァレヴァ・アレクサンドラ+佐藤敬 / KASAによる初の個展。独立してから様々なプロジェクトに全力で取り組んだ5年。今大事にしていることを将来に向けて書き留めるような展覧会。東京・南青山のプリズミックギャラリーにて3月2日まで開催。Solo Exhibition by Aleksandra Kovaleva + Kei Sato / KASA : By Ruler, By Gaze
伊藤博之建築設計事務所による東京都港区の集合住宅「hanaqumoi / 花雲居」レポート。同じプランの住戸を連続させず、住み手の多様な生活スタイルを許容できるよう内外を複雑に操作し、様々な居場所を生み出している。Hanaqumoi Apartment, Tokyo, by Hiroyuki Ito Architects
「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ― –建築家の不在」レポート。建築家個人の作家性を「不在」にしたら何が起きるのか?吉村氏の7つのプロジェクトを題材に、7人の漫画家が自由に描き下ろし、建築の新たな解釈の可能性を探る。TOTOギャラリー・間にて2025年3月23日まで開催Yasutaka Yoshimura: MANGARCHITECTURE―Absence of an Architect
2024年にJapan-Architects Magazineに掲載した記事のうち、閲覧者数トップ10をまとめました。The 10 most popular articles of 2024 - Japan-Architects Magazine
川口琢磨建築設計事務所による鹿児島県霧島市の「JR日豊本線 霧島神宮駅 改修 」。国宝霧島神宮の最寄り駅であるが5km以上離れているため利用されにくい現状があった。そこで経由地に留まらず、観光拠点にもなる目的地としての駅の在り方を模索した。Kirishima Jingu Station Renovation, Kagoshima
黒崎敏/APOLLOによる「MORANDI」レポート。高層集合住宅の一室を全てモルテーニの家具で設えたリノベーション。内装設計においてシステム家具を建築的なストラクチャーと捉え、家具が空間のシークエンスとストーリーを生み出す。
橋本尚樹 (NHA) 初の個展をレポート。2025年大阪・関西万博シグネチャーパビリオン、福岡伸一プロデュースの「いのち動的平衡館」を中心に紹介。橋本尚樹が未来に向けて挑戦した建築。2024年11月2日〜12月14日/プリズミックギャラリー
aat + ヨコミゾマコト建築設計事務所による「東京藝術大学大学美術館取手収蔵棟」レポート。増え続ける藝術資料を収蔵するため30年振りに増築された。アートへの考え方や関わり方が変化するなか藝術資料を見学できる「魅せる収蔵庫」となっている。
成瀬・猪熊建築設計事務所の新オフィス「高円寺のオフィス」レポート。オフィス家具のイトーキと共同開発した自由で創造的な空間を実現する家具を用いて空間全体をデザイン。
三木達郎+本橋良介/MMAAAによる東京都板橋区の「蓮沼町のアパートメント」。スケールの小さな街並みに大きく立ちはだからないよう分棟したり、テラスを大きく穿つことで規模感が突出しないよう配慮。それらは住み手にとっては豊かな外部空間となる。Apartment in Hasunuma-cho
佐竹永太郎/STAR (エスティエイアール) 率いるteamSTAR®︎による千葉県の別荘「Villa B」レポート。敷地内に温泉が湧く豊かな自然に囲まれた環境で、本格的な温浴施設を備えた旅館のような至極の週末住宅。Villa B, Chiba Japan
「SD Review 2024」入選展レポート。実際に“建てる”という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示す展覧会。会場は東京・代官山のヒルサイドテラスF棟・ヒルサイドフォーラム。2024年9月13日〜9月22日
西久保毅人/ニコ設計室の個展「それはあなたの言葉から」レポート。“建築の王道からは外れている” と自己評価する西久保が施主の言葉や思いを丁寧に拾い上げ、人や街が幸せになるような建築を作り続けた23年間を振り返る。2024年9月7日〜10月19日/プリズミックギャラリー