「メイド・イン・トーキョー:建築と暮らし1964/2020」展

Via John Hill/World-Architects
12. 11月 2019
Photo by John Hill/World-Architects

アトリエ・ワンがキュレーター兼デザイナーを務める展覧会「メイド・イン・トーキョー:建築と暮らし1964/2020」がニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーで10月11日よりスタートした。

本展は、1964年に開催された東京五輪を振り返るとともに、来年2020年の開催に向け、東京の社会的変化を建築を通して紹介するというもの。二つの五輪の開催時期を比較し、建築が人々の暮らしに与える影響、社会・経済・政治的変化を遂げてきたメガシティーの変遷を考察する。アトリエ・ワン(塚本由晴+貝島桃代)がキュレーター兼展覧会デザイナーを務め、JSギャラリー・ディレクターの神谷幸江と協働で展示会場を作り上げた。

会場は2つの展示エリアを使用し、「競技場」「駅」、「カプセル」、「オフィス」、「住宅」、「リテール」の6つの建築カテゴリー、18の建築物を中心に構成。丹下健三による国立代々木競技場、隈研吾による建設中の新国立競技場をはじめ、東京を象徴する建築物、施設の新旧の貴重なアーカイブ資料、写真、図面、映像などが所狭しと展示されている。

Photo by John Hill/World-Architects

ジャパン・ソサエティー2階、1つ目の空間。
主に「競技場」「駅」「リテール」の図面、模型のエリアで、平行に配されたパーティション、角の丸みは古代ローマのキルクスを彷彿とさせる。

Photo by John Hill/World-Architects

パーティションの開口からは隣のエリアに展示されている注目作品が見える仕掛けになっている。村野藤吾の読売会館(1958年)など。

Photo by John Hill/World-Architects

2つのメインギャラリーの間にある小部屋。
アトリエ・ワンが東京の街を散策する30分ほどの映像が上映されている。

Photo by John Hill/World-Architects

2つ目のギャラリー空間は、「カプセル」、「オフィス」、「住宅」エリア。それぞれ頭上の旗の色でゆるやかに仕切られている。
写真の模型は能作文徳と常山未央による「西大井のあな」。

Photo by John Hill/World-Architects

東京・谷中の「HAGISO」。築60年の木造アパートを改修した最小文化複合施設。

Photo by John Hill/World-Architects

昨年オープンした平田晃久による「ナインアワーズ浅草」の実物大模型。日本独特のカプセルホテルはプレス内覧会でも注目の的となっていた。

Photo by John Hill/World-Architects
竹川宣彰による「猫オリンピック:サッカー場」。このような現代アート作品も展示されている。Photo by John Hill/World-Architects
Photo by John Hill/World-Architects

開催初日に登壇したアトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代、OMAの重松象平の各氏。「本展のタイトルは、2001年に共著で出した本“メイド・イン・トーキョー”と無関係ではありません。その中で紹介した多くのハイブリッドの建築は実際1964年のオリンピックに関係しているものです。東京の建築だけでなく社会をも考察することができる構成としました。」と貝島氏。

【メイド・イン・トーキョー:建築と暮らし1964/2020】
Made in Tokyo: Architecture and Living 1964/2020 
会期:2019年10月11日~2020年1月26日
会場:Japan Society Gallery [333 E 47th St, New York, NY 10017]
詳細:www.japansociety.org/page/programs/gallery/made-in-tokyo
 
Posted by Neoplus Sixten Inc.

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