写真 © Yoshiharu Matsumura
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松ヶ丘の家Ⅱ

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場所
兵庫
2014

六甲何麓の住宅街、西宮松ヶ丘。阪神間の中でも特に自然や地理的条件に恵まれた歴史ある街である。
明治より、実業家や芸術家、文化人らにより培われてきた“阪神モダニズム”という独特な文化が息吹くこの地域の一角に敷地はある。
当初の計画は和風二階建て二世帯住宅であったが、打合せの結果、同敷地に親世帯と子世帯を各々建てる事になる。
今回は親世帯の為の数奇屋をベースとした趣きある空間を提案する事となった。
和風の構え・佇まいというものは、そびえたつ権力を誇示する構え方ではなく、周囲にも自然にも調和していけるような穏やかな佇まいこそが粋である。
本門は無駄な装飾を省き、質素にシンプルに構成し、訪れる客人に内部空間へのイメージを連想させ、気持ちに高揚感を与える。
日本の風土気候は、一年を通して変化に富んでいるため、これとどう向き合うか。居間より北を望めば、勾配天井に設えた桧の垂木が緩やかに視線を庭園へといざなう。視線の先には古くより家族を見守ってきた松の木が時を越え、場所を変え、尚も変化していく家族を見守り続けるだろう。南北の一連の流れの中に、風と光を迎え入れ、内外の境界線は徐々に薄らいでいく。

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