三家大地展「建築の規模」

三家大地展「建築の規模」

Taichi Mitsuya, Neoplus Sixten Inc.
12. 六月 2019
Photo by Neoplus Sixten Inc.

南青山のプリズミックギャラリーで開催の三家大地の個展「建築の規模」を訪問。
三家さんは西沢大良事務所を経て、2012年に独立。今回初の個展となる。
[Taichi Mitsuya Exhibition]

実作はまだ多くはないが、進行中のプロジェクトと合わせ、手掛けてきたことを整理していくと、『建築の規模』というものについて色々考えてきたことに気付いたという。一般的には規模というと長さや高さなどの大きさを示すもだが、広義では拠り所や、証拠という意味がある。その規模ということを題材にし掘り下げた展覧会だ。

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それらを展覧会で表現するにあたって考えたのは、1/50や1/20の模型で、どういった構成で空間を作ったかを見せるのではなく、街がどうあるのか、どういう形・大きさで建っているのかのほうが重要であると考え、1/100の模型で周辺と合わせて表現した。

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【山手通りの住宅】2014年、畝森泰行と共同設計したデビュー作。
東京の大動脈である山手通りに面し、ダイナミックに変化する都市環境を建築化。同時に「都市に住む」というクライアントの行為を形にした。

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【川崎の住宅】2014年(手前)、【二子アパートメント】2017
同じ地域にある戸建住宅と長屋。路地に対してどのように建つべきか、テーマを同じくしながら解き方を変えた。
片や北側の接道に対してトップライトと全面開口により、路地に光を当てる。片や路地から連続する通路を敷地に通し、公開空地のような風通しの良い緑豊かな庭をつくった。

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【安城の住宅】2016年
交通量の多い通りから家族を守るような中庭のある住宅。内部の機能を床レベルの異なるボリュームで分節し、様々なアングルで庭に対峙することができる。かつ中庭は完全に閉じるのではなく通りからピロティー越しにその気配が感じられるようにした。

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【上馬アパートメント】2018年
住宅地にある1000m2を超える敷地。そこに巨大なボリュームで立ちはだかっては違和感があるので、隙間を空けながらボリュームを分けた。周囲に馴染むよう外壁の色も塗り分け、外部と連続する共用部も多数計画。アパートでありながら店舗として利用も可能で、地域に親しまれるアパートを目指した。

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【深沢の住宅】2019年
本展のメインビジュアルに使われている建築。大きな階段が通りに接しファサードとなっていて、奥がどのようになっているのか気になるところだが、、

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T字型の2世帯住宅で、分棟しているように見えるが地下は納戸で繋がっている1棟。階段には植栽が施され、上がるとルーフバルコニーとなり、かまぼこ形の離れがある。奥のボリュームは南北に開口し、それぞれ空地と緑地に対して開いている。

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【代沢プロジェクト】2019年
住宅地に建つ企業の独身寮。一部屋4畳半ながら、45度に振って菱形を並べたような構成にすることで、室外に三角形のスペースが生まれ、そこから抜けをつくることができる。

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三方を住宅に囲まれているため、それら抜けにより狭い個室が少しでも良好な環境となるように配慮した。

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三家大地さん。「今回自分のやってきたはじめてまとめることができました。1/100の街の模型と、大きなものでは1/2や1/5のディテール図面などで、スケールを横断しながら見ることによって、何を根拠にして建築を設計しているのかが伝わりやすいのではないかと考えました。」

【三家大地展 — 建築の規模】
会期:2019年5月11日〜6月22日
開廊時間:平日10:00〜18:00、土曜11:00〜18:00、日祝休廊
http://www.prismic.co.jp/gallery/

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