写真 © Horotaka Sato
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Verde 中山

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場所
神奈川県横浜市
2010

駅と直結する駅前ビルの全面リニューアル。既存店退店に伴い、1階のパチンコ店を除くすべての部分を、1階を営業したままリニューアルした。
リニューアルの最大の課題は動線の改善であった。既存建築物はペデストリアンデッキ(歩行者回廊)からメインエントランスへの動線、さらに各階へのアプローチに問題があり、そのままではリーシングは困難であった。そこで可能な限り既存のシャフトを利用しながらエスカレーターの新設、方向変更などを行い、1Fからメインエントランスまでの動線をスムーズにしながら各階へのアプローチを分かりやすく変更した。
エントランス部分は、既存建築物をくり抜いたような意匠とし、既存壁を構造的に可能な限り撤去し開口部とし、天井も可能な限り高くしている。同時に天井面を明るくすることで、ペデストリアンデッキや駅前ロータリー、駅のホームからの視認性を高めている。
照明器具はシルバーボール球を採用し、グリッド状につり下げ天井を照らしている。白熱灯は寿命が短いと一般的に思われているが、実は照度を50%以下に絞れば、ランプの寿命は約20倍となる。定格2000時間のランプであればLEDと同等の4万時間以上になり、一日5時間の利用ならば20年は球の交換が不要である。
ガラスに映り込むランプの虚像と実像が同ピッチで連続する、または重なり合うように計画し、あたかも外部にまで内部空間が連なる幻想的な効果を創りだしている。

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