Foto © Koichi Torimura
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OHM / Pente

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Standort
神奈川県横浜市
Jahr
2022

施主は幼少時代にフランスで自然と常に寄り添う環境の中、伸びやかに育った為に、庭を少しでも持ちたいという思いがあった。

計画地は、丘陵地。
造成によって道路より2mほど上がった部分に宅盤が準備されていた。周辺の家は同じように宅盤に建物を乗せ、道路に接する部分にはコンクリートで土留めを兼ねた駐車スペースが設けられている。それは、同時に「庭空間」を失うこととなる。

そこで、敷地内を造成される前のスロープ状に戻し、建物はそのスロープの中にそのまま配置することとしている。それによって、そこは駐車スペース・庭・住宅をへのアプローチを全て兼ねることとなる。

また、建物の内部でも「斜めによる有効性」を活かすこととなる。           
まず、建物中央の長手の壁を倒すことで、フットプリントに有効なズレが生じさせる。リビングやダイニングといった主要室は最大限に広さと高さを獲得し、水廻りは最小限に、ベッドスペースなどは上部に広がりを持てることとなる。一枚の壁を倒すだけで、数字以上の有効なズレを生み出した住宅となっている。        

作品名の【Pente】は施主が幼少時代過ごしたフランス語で傾斜を意味する。

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