朱合院

東京
写真 © Katsuhisa Kida
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建築家
Love Architecture
場所
東京
2013

敷地は幹線道路と商店街の通りに挟まれた、まるで川の中州のような街区にある。朱合院では新たな境界面によって公私を活性化しようとする動的な姿勢と、公共であろうとする静的な姿勢の2つの異なる次元で公私の関係調整を図っている。

建ぺい率の最大限度80%で建築し、残りの20%はコモンとしてではなく、南北の街を結びつける通り抜け通路として開放させた。住宅のエントランスは南北2つに分け、4棟に分かれた住戸を2つの階段だけで繋ぐことで天空を確保、通路を下階の店舗と上階の住宅で共有できるようにした。不特定多数の人が自由に行き来する通路は、階段やバルコニーが立体的に掛けられることで、通過する人/店舗に訪れる人/店舗で働く人/住宅に出入りする途中の人/バルコニーに佇む住人等、多様な人々がすれ違う選択の自由と出会うダイナミズムが同時に生まれる。
南北のファサードでは煉瓦の透かし積みと馬目地密着張りにした。結果、街路に対してプライベートが露出することのない壁面にぽっかり開いた穴だけが、隣り合う道に抜けられることを示唆してくれる。

外部におけるこのような関係調整は内部においてもその効果を発揮してくれる。各室とも街路に向いた煉瓦透かし積み+アルミサッシ、通り抜け通路に向いた木製サッシという性格の異なる2種類の開口を持つ。前者はカオスとしての街並を遮断しつつ、木漏れ日にも似たドット状の光だけを通過させてくれる。後者の周りには漆喰壁、その先には窯変煉瓦とその粗い目地、メッキされた金属手摺等が見えてくる。

建築の境界面の操作によって、住まい手や利用者、街路を行き交う人や車などあらゆる関係性を整理した建築はいずれ街に定着する。良質な個人が集合した時、そこに真の公共性は生まれる。

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