GRANDE CLASS

写真 © 安達利康
 
 
写真 © 安達利康
 
 
蛇行しながら上昇していくアルミニウム板
写真 © 安達利康
 
 
アルミニウム板の鈍い反射が、板の向こうの虚像を映し出す
写真 © 安達利康
 
 
異なる印象のスタイリングスペース
写真 © 安達利康
 
 
切り抜かれたアルミニウム板の奥に姿を見せる鏡
写真 © 安達利康
 
 
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奥の個室ではフェイシャルエステなどのプライベートなサービスが提供される
写真 © 安達利康
 
 
写真 © 安達利康
 
 
インテリアデザイナー
三宅博之デザインオフィス
住所
名古屋市,
2018
費用
100万~1億
階数
1~5階

名古屋市郊外の男性専門美容室である。
個々のお客へのパーソナルなサービスを重視するため、
各々の独立したスタイリングスペースを求められた。

内装が剥ぎ取られた粗々しいコンクリートの空間に浮遊する一枚の無垢のアルミニウム板。
大きなオブジェのような存在感で、蛇行しながら上昇していくその板は、
周囲を鈍く反射させながら、3台の施術空間を緩やかに分断し、
各々の空間に独自の機能を持たせていく。

窓際の空間は外部への認知を意識したパブリックな役割を持ち、
中央の空間は三方を金属板によって包まれたセミプライベートなスペース、
奥の空間は個室としてフェイシャルエステなどのプライベートなサービスを可能にしている。

ややもすると、閉鎖的で窮屈になりがちな個室空間だが、天井スラブから吊り下げられた
一枚の板の流れによって連続性と共に足元に抜けが出来、圧迫感を軽減させている。
また、床に接していないことは、切り落とされた毛屑の処理にも有効である。

目指したのは、求められた機能を賄うために空間を作為していくのではなく、
あたかも既にそこに在った物の中に偶然、機能を見出したかのような佇まい。

それぐらいの無意識さが、結果的に人それぞれの余白を作り、空間の純度を高めてくれると思う。

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