代官山T-SITE

Tokyo
写真 © Nacala & Partners
 
 
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建築家
クライン ダイサム アーキテクツ
住所
Tokyo
2011

代官山T-SITEは、カルチュア・コンビニエンス・クラブによる本、音楽、映画を通じて個々のライフスタイルを提案する『代官山 蔦屋書店』を中心とした複数の建築によるカルチュア コンプレックス。東京の中でも低層の建物が立ち並びゆったりとして閑静なショッピングエリア代官山に位置し、プリツカー賞建築家の槇文彦氏によるヒルサイドテラスが佇む旧山手通りに誕生した。商業空間の新しい在り方や役割を示唆することを目標に進められたプロジェクトの実現には、建築、インテリア、家具、ディスプレイに渡る多様なデザインスキルが求められた。

既存の大きな樹木や街路樹の間に差し込まれるようにコンプレックスのメインとなる『代官山 蔦屋書店』の三棟は配置されている。建物そのものをブランドロゴのT字に型どり、ファサードには小さなTがモチーフとして編み込まれたような表情を見せるなど、KDaならではのさりげないウィットが演出されている。三棟の建物は旧山手通りから少しずつステップバックするように配置され、巨大な一つのボリュームとして読み取れないようになっている。
三棟はそれぞれ法的に許されるほぼ最大の建築面積で建てられているが、各棟の高さや配置の工夫により建物の間に開放的な街路スペースを生んでいる。
三棟はそれぞれ下部二層が店舗となっている。
艶感のある百貨店のような雰囲気でなく、古い大学の図書館や倉庫にいるような心地よさが感じられるよう、あえて古材フローリングを選ぶなど素材の質感に配慮している。

施設の背骨である全長55mのマガジンストリートが屋内外を跨ぎ3棟を結びつけている。
窓際の長いベンチは照明、本棚、テーブル、視聴機などがクリップ留めのように自由に配置でき、天井まである大きな窓に面して何が配置されるべきかをコントロールできるようになっている。
天井に吊られた四角いランタンは、その光が読書のための暖かい雰囲気を作り出すとともに、空間に心地よいスケール感を生むことに一役買っている。
特にプレミアエイジと呼ばれる50~60代前後の大人のこだわりにも応えられるべく、厳選された商品キュレーションと感度の高いブティックスペースが展開する。
その他にも、『スターバックスコーヒー』やワンランク上の『ファミリーマート』そして飲食とあわせて読書や会話を楽しみ寛ぐことができると同時に希少なデザイン誌やアートピースにも出会うことができるラウンジ 『Anjin』 などがある。 
T字のパネルはGRC(ガラス繊維強化コンクリート)によって出来ている。
この壮大なプロジェクトは、東日本大震災の影響があったにもかかわらず、11ヶ月の施工期間を含むプロジェクトの開始からわずか20ヶ月で完成した。
2012年にはDesign for Asia賞 商業施設部門 大賞とWorld Architecture Festival 賞 ショッピングセンター部門最優秀賞を受賞、2013年にはWallpaper* Design Awards 2013にてBest Bookshopに選ばれている。

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