上馬の家

Studio Tawaraya
11. 8月 2022
All photos Satoshi Asakawa
T字路に面して建ち、通りの先まで見通せる様々な開口を設けた。また通りをゆくひとにとっては、アイキャッチになるような建物になった。
それぞれの室の雰囲気が少しずつにじみ出た外観。
600せいの集成材梁を2本入れることで駐車場部分を無柱にした。
敷地形状に合わせたボリュームにしているため、屋根が緩やかなHP曲面になっているのが見える。
玄関。階段を通して上階から光が降りてくる。
オフィス。玄関と連続する土間で、土足使いだそうだ。左上のスリット開口は2階のダイニングに通じている。
階段を上がって2階のダイニングへ。階段は蹴込板をなくして光や風が通るようにしている。工事はかなり大変だったらしいが丁寧に作られている。
ダイニング。外殻の耐火性を高めた準延焼防止建築物とすることで、天井の梁を現しとしている。
ダイニングからの眺め。バルコニーを緩衝空間として、道路に対して大きな窓を設けている。T字路に面するため、窓の外の視界が開けている。
小上がりのリビング。室ごとに床材も異なる。段差からは仕事場が垣間見える。
2階から見上げ。天窓からの光が降り注ぐダイニング吹抜け。
2階と3階の間に主寝室。小さな地窓と天窓のみの落ち着いた室。
3階は明るく朗らかな屋根裏の子供室へ。
主寝室と子供室の関係はこのように見える。
(Photo: Neoplus Sixten Inc.)
斜線規制による屋根形状をそのまま反映した室空間と屋根裏収納入口。
屋根裏収納から望む。左手の階段はルーフバルコニーへ通じる。
デスクの奥は吹き抜けで2階と連続した空間になっている。
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左から、杉中浩之さん、杉中瑞季さん、杉中俊介さん、施主で構造家の清水良太さん。多和良屋は、杉中浩之 (兄) +真由美と、杉中俊介 (弟) +瑞季の兄弟夫婦という珍しい組み合わせで活動する京都市ベースの設計事務所。
今回の設計は杉中俊介 (弟) +瑞季のユニットが担当した。
(Photo: Neoplus Sixten Inc.)

「住宅密集地のなか、T字路に面して建つ仕事場付き住宅です。敷地に目一杯のボリュームを立ち上げた上で、内部空間を立体的に構成することにより、適度に視線が抜け、光や風を通し、明るく変化のある場を生み出しています。高い天井の仕事場、全体が見渡せるキッチンと広々としたダイニング、小上がりのリビング、落ち着いた寝室、明るく朗らかな屋根裏の子供室など、性格の異なる空間を階段と吹抜けが緩やかに繋いでいます。駐車場やバルコニー、ルーフバルコニーによりボリュームを切り欠くことで外の風景を引き込み、道路面ではそれぞれの室の雰囲気を少しずつにじみ出させることで、周辺環境との関係を結んでいます。」と杉中俊介さん。
【上馬の家】
設計監理:多和良屋/担当 杉中俊介+杉中瑞季
構造設計:清水良太構造デザインスタジオ/担当 清水良太
施  工:江中建設/担当 大森永司
敷地面積:54.97㎡
建築面積:38.37㎡
延床面積:92.99㎡
構造規模:木造3階建
防耐火:準延焼防止建築物

Posted by Neoplus Sixten Inc.

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