「LOUIS VUITTON &」展

Daisuke Sugawara
6. 4月 2021
All photos Neoplus Sixten Inc.
会場はJR原宿駅にほど近い「jing」の全館を使っての開催。右手の建物が展覧会会場で、奥に見えているがギフトショップ。
展覧会は予約制だが入場無料。ギフトショップは予約不要。
ギフトショップ。詳しくは記事の後半で。
本展はルイ・ヴィトンのクリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを振り返る展覧会。川久保玲、草間彌生、村上隆、NIGOなどのほか、建築家ではザハ・ハディド、磯崎新、フランク・ゲーリー、青木淳などとのコラボ作品を紹介。会場はテーマごとに10のスペースで構成されている。
〈クリティカルポイント | 池田亮司〉
来場者はまずここで、ルイ・ヴィトンのすべてのアーティスティックなコラボレーションが追求する、唯一無二の創造性を体感。
〈ルイ・ヴィトン:受け継がれる真髄(こころ)〉
若き日のルイ・ヴィトンを、現代の肖像画家3人が制作。
ルイ・ヴィトンの伝統である、カスタマイズされたトランク。右上はフェルメールの名画「牛乳を注ぐ女」をアムステルダムから東京に運ぶために制作されたもの。
〈アーティスティック・コラボレーション:伝統の創造〉
ガストン-ルイ・ヴィトンによる著名なウィンドウ・ディスプレイを再現。
〈シルクを彩るアート〉
村上隆などを含め世界中のアーティストとコラボしたスカーフ。
磯崎新とフランスのアーティスト ジャン=ピエール・レノーによる銀杏の葉をモチーフにしたスカーフも。
建築家の作品は少し流れとは異なる紹介。ザハ・ハディドによるオブジェ「バケットバッグ」。
青木淳による建替前の「ルイ・ヴィトン銀座並木通り店」(左)、フランク・ゲーリーによるルイ・ヴィトン財団美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」(右)。
青木淳による新しい銀座並木通り店の取材記事はこちら
〈アイコンの再解釈〉
メゾンのクラシカルなバッグを再解釈した新たなデザインを世界有数のクリエーターに依頼したもの。
アーティストたちひらめきと、ルイ・ヴィトンの匠の技が出会い生まれた作品の数々。
〈川久保玲によるルイ・ヴィトンの世界〉
川久保の意表を突く新たなフォルムと機能性の拡大をメゾンにもたらした。
〈真っ白なキャンバスに見立てたバッグ〉
ダミアン・ハーストや、村上隆によって再解釈された「モノグラム」と、現代アーティストたちによって再解釈されたハンドバッグ「カプシーヌ」。
〈ルイ・ヴィトンと日本:レザーグッズの伝説〉
村上隆はルイ・ヴィトンのクラシックな「モノグラム」をポップなカラーで再解釈。草間彌生は「モノグラム」と彼女のアイコンであるドットとの鮮烈な相互作用を生み出した。
〈アートとファッションの出逢い〉
ルイ・ヴィトンが1998年にファッション・コレクションを発表して以来、著名なアーティストとの大胆なコラボレーションは常に話題となってきた。
〈ルイ・ヴィトンと日本:ファッショナブルなラブストーリー〉
日本のデザイナーたちとのコラボレーションによって誕生したメンズのルック。藤原ヒロシやNIGOとのコラボアイテムのほか、、
なんと、山本寛斎がデヴィッド・ボウイのためにデザインした「TOKYO POP」ジャンプスーツ(1973年)が東京に帰ってきた。ルイ・ヴィトンとのコラボ作品ではないが、2020年7月に亡くなったレジェンドデザイナーへの哀悼を表し、所蔵するボウイサイドの協力により特別に展示されている。山本寛斎の伝説的な作品を目の前で見られる貴重な機会。
2階は特別展示室となり、一般の観覧はできないエリア。
「ブロッサム」「旅情」「娯楽」の3つのカテゴリーに分けてディスプレイされている。
受注生産される自転車。価格は約300万円とか。
「旅情」を表現したスペース。
「娯楽」をイメージしたスペースではサッカーゲームやビリヤード台も。
展覧会場はここまで。
展示会場で気分が上がったら、すぐ隣のギフトショップでルイ・ヴィトンのアイテムが欲しくなる。こちらが菅原大輔が会場構成を担当したスペースで、レザーグッズ、スカーフ、フレグランス、インテリアアイテム、シティ・ガイドなど手に取りやすいアイテムが販売されている。
コロナ禍で暗く沈んだ雰囲気の中で、少しでも明るくハッピーになるような空間を求められたそうだ。
展覧会のグラフィックで使われているカラフルな原色と、日本らしく竹をモチーフにして “Happy Bamboo Forest Feeling” をテーマとした空間をデザインした。
鏡や光沢のある仕上げを多用しながら、きらびやかな中にアイテムが見え隠れし、お気に入りを見つけるようにショップ内を散策できる。
シティガイドやポーチなど、アイテムそのものもハッピーな色使い。
フレグランス。
菅原大輔さん。「ルイ・ヴィトンではこのようなポップアップストは自社のデザイナーによって多く展開されますが、今回はローカルのデザイナーによる新しい発想を求められ、声を掛けていただきました。竹林のような庭のような空間でハッピーになっていただけたらと思います。」
【LOUIS VUITTON &】
会期:2021年3月19日~5月16日
会場:jing(東京都渋谷区神宮前6-35-6)
時間:10:00〜20:00(最終入場19:30)
入場:無料/要事前予約、ショップは予約不要
公式サイト:https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/magazine/articles/lv-and

Posted by Neoplus Sixten Inc.

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