坂茂、橋本夕紀夫、groovisionsが参加の「フランク・ロイド・ライトへのオマージュ」展
Shigeru Ban, Yukio Hashimoto, groovisions, Neoplus Sixten Inc.
23. 11月 2017
Photo by Neoplus Sixten Inc.
東京・品川のT-ART HALLで11月23日より開催の「フランク・ロイド・ライトへのオマージュ/HOMMAGE TO FRANK LLOYD WRIGHT」展オープニングに行って来ました。
近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの生誕150周年を記念して開催される本展。名作照明「タリアセン2」をモチーフに、各界の第一線で活躍するクリエイターが再解釈したライトへのオマージュ作品を展示販売する。
第一回目となる今回の参加作家は、建築家 坂茂、インテリアデザイナー 橋本夕紀夫、デザインスタジオgroovisions。
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本展主催のYAMAGIWAは1992年フランク・ロイド・ライト財団から直接依頼を受けてライセンス契約し、1994年からライトの照明の製造・販売を始めた。ライトのデザインの素晴らしさを伝えるとともに、今日まで復刻を続けてきたYAMAGIWAのものづくりを知ってもらう機会になればと企画。
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坂茂 〈PAPER TALIESIN 紙のタリアセン〉
坂さんといえば紙管。紙の照明を発表。オリジナルのスケールを尊重しながら紙管で再構築したデザイン。タリアセンの四角に対して丸を用いることでの形体そのものの変化と、そこから生まれる光と影の表情という2つの対比を見せている。サイズは2種類あり、大きい方が ¥500,000(税抜)、小さい方が¥170,000(税抜)。
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「私もライトには影響を受けている一人なので、企画をいただいた時は心躍りました。建築で普段から採用している紙管こそが自分らしさであり、純粋なライトに対するオマージュになると考えました。小さい方の照明を今度設計するホテルに使う予定です」と坂茂さん。
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橋本夕紀夫 〈TALIESIN-J〉
タリアセンを日本的に表現した作品。会津桐と金沢箔という日本ならではの素材を採用している。LEDを用いるなど光のディテールにもこだわり、また参加作家の中では唯一、展示空間の光の演出を手掛けている。
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柔らかみがある独特の光沢。箔によって値段が変わる。
洋金箔 ¥600,000(税抜)
金箔¥1,000,000(税抜)
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「ライトは日本が大好きだったという仮説を立て、彼がより和的なものをつくったら?という作品です。作品名のJはジャパンのJです(笑)」と橋本夕紀夫さん。
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groovisions 〈GRV2917〉
木漏れ日のタリアセン。枝葉を表した遮光板から光と影が広がる。プロダクトそのものの面白さに加え、グラフィックとして影を描くという三次元から二次元へのアプローチ。背後のチャッピーでグルーヴィジョンズ感を出すことも忘れていない。¥380,000(税抜)
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繊細なデザインは職人が糸鋸でつくった。
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グルーヴィジョンズ 代表 伊藤弘さん。本展のグラフィックも手掛けた。
「遮光板は7種類あります。組み合わせにより多彩な表情を愉しんでいただけます」
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フィンガーフードもライトへのオマージュ(?)
今回発表された限定モデルは期間限定(2017年11月22日〜2018年12月31日まで)で受注受付にて販売する。本企画はYAMAGIWAの創立100周年に向けて今後2023年まで続けていくという。