篠崎弘之、五十嵐淳、エマニュエル・ムホーらが参加の「AnyTokyo 2015」

Neoplus Sixten Inc.
24. 10月 2015
Photo by Neoplus Sixten Inc.

10月24日から東京・増上寺光摂殿で開催されるAnyTokyo 2015のプレスビューに行ってきました。

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今年は屋外会場があるので、エントランスピロティー脇の階段を上がると、、、

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本殿と東京タワー、そしてエマニュエル・ムホー〈1坪の100色〉というシュールな組合せが現れる。

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100色を使ってまちの様々な空間に展開する「100 colors」の最新作は、1坪の小さな空間に凝縮された100色。

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茶室のような小さな舞台に上がって思い思いに色を体感できる。

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見上げたり、中に顔を埋めれば見たことのない世界を体験できるかも知れない。

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エマニュエル・ムホーさん。「今回は色を凝縮しひとつの塊のようですが、一度風が吹けば柔らかく色がなびき、その様子が一変します。」 

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ピロティーと屋内会場には10数組の作品が展開する。

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〈7 COOL ARCHITECTS〉

Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)が製造する、アルネ・ヤコブセンの名作「セブンチェア」の60周年を記念したプロジェクトとして、7組の建築家に、座面のデザインは変えずにセブンチェアの新しい解釈を依頼した。その後ヨーロッパを巡回してきた「7 COOL ARCHITECTS展」が、遂に日本にも上陸。

本展示エリアのインスタレーションを篠崎弘之が担当した。

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中央〈ザハ・ハディド〉Zaha Hadid

構造とサポートをダイナミックかつシームレスな形で表現。二本のスチール棒で構成された彫刻的なベースは、流れるように地面に達し、成型合板のアイコン的フォルムのシート部を取り囲みむように伸び上がる。

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〈五十嵐淳〉Jun Igarashi

地震による建物の倒壊で、多くの建材が廃棄される。今回のセブンチェアのコンセプトは、廃木材を収集、着色し、家具への使用が可能なボードにすること。

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〈ジャン・ヌーヴェル〉 Jean Nouvel

対象式な色使いと横並びの配置 - これはジャン・ヌーベルのデザインの好例だといえる。それぞれの椅子は白と黒で区切られていながらも、フェミニンとマスキュリンという流れで調和。この調和は座面とシェルの背面の曲線を強調している。

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〈BIG/ビャルケ・インゲルス グループ〉Bjarke Ingels Group

デザインのインスピレーションは、椅子の構成要素。積層合板という内部構造とスタッキングという機能性。これらをふまえ、セブンチェアの象徴的なフォルムを幾重にも巧みに重ねた椅子が誕生した。

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〈カルロス・オット&カルロス・ポンセ・デ・レオン〉Carlos Ott & Carlos Ponce de León

コンセプトはテクノロジカルキャンパスであるソナメリカの旗艦ビルCelebra。使用されるレストラン空間に馴染むもの、地階のオープンルーフ壁面に有機的に成長するバーティカルガーデンと同じような存在にする必要があった。

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〈スノヘッタ〉 Snøhetta

このセブンチェアは固定されているように見えながらも、シェルを軽く押すだけで斜面に、屋外に持ち出すことができる。椅子を束縛から解くことで、多くのプロジェクトにおいて使用することができると考えた。

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〈ネリ&フー〉 Neri & Hu

バリエーションやリメイクといったアイデアは、オリジナルと再設計の二重性に左右される。二重性という考えを完全に受け入れ、実際に「ダブル(二重のもの)」を作成。オリジナルのチェア2脚が互いに向き合うことで新しいバージョンの椅子となっている。個人が複数で社会になるように、椅子も一脚から複数になっている。

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篠崎弘之さん(右)と五十嵐さんはこの瞬間が初対面。

「今年ミラノサローネで発表した、12mm角のアッシュ材を使って小屋を組み上げたインスタレーションを基本としています。それぞれの作品の特徴を引き出せるような展示にしました。」と篠崎さん。

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〈Bipod Table〉 Dai Sugasawa

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〈DIY CAMERA KIT for OLYMPUS AIR〉 
ユウリスズキ + OPC Hack & Make Project

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〈Embodiment of Fractal〉〈Juhi Tile〉〈Woop〉 森田裕之

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〈Scalar Field of Shoes〉 脇田玲

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〈wena wrist〉 went project

【AnyTokyo 2015】
会期:2015年10月24日〜11月3日
会場:増上寺光摂殿
詳細:http://anytokyo.com/2015/

 
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