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畝森泰行の個展「ゆっくり庭をつくるように」レポート。最新作の「奈義町立中学校」を中心に、これまでの作品の図面やスケッチ、写真などをいくつかのキーワードと共に展示。Like making a garden gradually, Hiroyuki Unemori's exhibition
佐竹永太郎/STAR (エスティエイアール) 率いるteamSTAR®︎による神奈川県横須賀市の別荘「Villa A」レポート。山の麓の傾斜地を利用しながら、目の前に広がる海を建築に引き込む様々な仕掛けを、建築的にチャレンジングであった波形ヴォールト屋根の元に計画した。
伊藤博之建築設計事務所による東京都文京区の「天神町place」レポート。3方を高層集合住宅に囲まれた旗竿敷地など厳しい条件ながら、中庭を設け曲面の大きな吹き抜けとする構成で、それぞれの住戸が異なる魅力を享受できるよう計画された35住戸からなる賃貸集合住宅。Tenjincho Place Apartment, Tokyo, by Hiroyuki Ito Architects
芝浦工業大学 豊洲キャンパスで開催の「伊東豊雄の挑戦 1971-1986」展レポート。伊東豊雄の初期作品資料のほとんど全てがカナダのCCAへ寄贈されることとなり、移送される直前にその一部を公開する貴重な展覧会。Exhibition, Toyo Ito 1971 – 1986, Tokyo
VUILD(代表 秋吉浩気)による「学ぶ、学び舎」東京学芸大学EXPG棟 レポート。エクスプレイグラウンドと東京学芸大学が協働で進める、新しい教育プログラムを実践するためのデジタルファブリケーション工房として、かつてない建築が誕生。The Learning Architecture for Learners, Tokyo, by VUILD
高内智紀 / TAADSによる渋谷区の住宅「Trans AD Project」レポート。国籍・世代・過ごし方の異なる家族が一つ屋根の下で暮らす状況で、各階で生活空間を分けながらも光の吹き抜け階段によって“心地よい繋がり”が持てる住宅。Trans AD Project House, Tokyo, by Tomonori Takauchi / TAADS
MARU。architecture / 高野洋平+森田祥子による東京都台東区「花重リノベーション」レポート。登録有形文化財でもある創業1870年(明治3年)の老舗花屋を、街の景観として残しながらカフェ機能を加え、歴史ある建物を未来に繋ぎ地域に開いた場所にしようという構想。Hanaju Renovation, Tokyo / MARU. architecture
永山祐子建築設計による東京の「展示壁のいえ」レポート。美術館の中に住まうような日常と非日常が混ざり合うアートコレクターの住宅。Art Wall House, Tokyo, by Yuko Nagayama & Associates
遠藤隆洋建築設計事務所による 長野県の別荘「軽井沢の居場所」レポート。施主一族がここで過ごした数十年に渡る膨大な経験に応答しながら、大自然と向き合う『居場所』の提案。Places in Karuizawa, Nagano / Endo Takahiro Architects Office
aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所による渋谷区富ヶ谷の集合住宅「TFM」レポート。都心ながら緑も多く比較的ゆったりと戸建て住宅が並ぶエリアにおいて、高低差や視線の抜けなど周辺との応答関係を探りながら、働き方や住まい方に自由度をもたらす計画。TFM apartment, Tokyo, by aat + makoto...
ヴェネチアで開催の隈研吾「オノマトペ建築」展レポート 。2023年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展と同じ半年間の会期中に、ヴェネチア周辺で開催される数多くの展覧会のひとつで、アカデミア橋のすぐ近くにあるファルケッティ宮殿 (Palazzo Farchetti) で開催されており (2023/5/14~2023/11/26)、World-Architectsのエディターが訪れた。
中川エリカ建築設計事務所による「MC−EN@Akiya Smart Village」レポート。新開発の屋根一体型ソラーパネルとHEMSを用いたスマートハウスを、独自の解釈でプロトタイプ化を目指した。いびつなワンルームとして、住み方の自由さにつなげる。
NHA | Naoki Hashimoto Architectsによる山梨県「丹波山村新庁舎」レポート。2020年に行われた公募型プロポーザルによって選定。奥多摩の山奥、関東一小さな村に建てられた大きな家のような役場庁舎。Tabayama City Hall, Yamanashi, by NHA.
畝森泰行建築設計事務所による埼玉県の住宅「父子の家」レポート。既存の架構をそのまま活かしながら “新築” するという、空き家問題解決の一助となる可能性を示すプロジェクト。Father and Son’s House, Saitama, by Unemori Architects
黒崎敏/APOLLOによる東京都大田区の住宅「LAXUS」レポート。異素材のキューブがずれながら重なりテラスを形作る。テラスは内外をシームレスに一体化させ豊かな住環境をもたらしている。
廣部剛司建築研究所による軽井沢の「YMK」レポート。高原の豊かな森に寄り添いながら建つ住宅。なだらかに傾斜する敷地に呼応するように、室内は一筆書きで上階へ連続しながら住まい手の生活シーンを変えていく。YMK House, Nagano, Japan. by Takeshi Hirobe Architects
能作文徳建築設計事務所+mnmによる「杭とトンガリ」レポート。敷地に雨水や空気が浸透して呼吸できる土壌に変え、建物が建つ場所の環境を治癒する建築の実践。Piles and Pointed Roof, Tokyo, Fuminori Nousaku Architects + mnm
miCo./今村水紀+篠原勲による神奈川県の「鎌倉アパートメント」レポート。ハウスメーカーの商品化住宅でありながら鎌倉の土地に馴染む外観を与えつつ、ユニットによる構成で均質になり過ぎないように、ずれやゆらぎが豊かな表情をもたらすアパート。Kamakura Apartment, Japan, by miCo. / Mizuki Imamura + Isao Shinohara
永山祐子建築設計が外装デザインと一部内装デザインを手掛けた「東急歌舞伎町タワー」。街の歴史的コンテクストを読み取りながら、歌舞伎町の雰囲気を一変させるようなデザインでエンターテインメントや観光の拠点となる約225mの超高層複合施設。Tokyu Kabukicho Tower, Tokyo, designed by Yuko Nagayama Associates.
「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」レポート。森美術館・東京シティビューにて3月17日から開催。ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を紹介する日本初の展覧会。“Heatherwick Studio: Building Soulfulness” This exhibition is the first one in Japan to showcase twenty-eight major projects of Heatherwick Studio. (2023.3.17 - 6.4)
西久保毅人/ニコ設計室による杉並区の住宅「鬼丸さんの家」レポート。長いアプローチの先で訪れるひとを誘うようなファサードから、そのまま小径が家の中まで続いていく。Onimaru-san's House, Tokyo
再生建築研究所/神本豊秋「サイセイ展」レポート。建築業界に常態化している “壊して更新する文化” から、“残して再生する文化” への具体的な手法を紹介する。(会期 2023年2月4日-4月22日)
TOTOギャラリー・間で開催の「How is Life?―地球と生きるためのデザイン」。運営委員である塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛をキューレーターとして、建築やデザインを介した、成長を前提としない繁栄のあり方を探る展覧会(2022年10月21日~2023年3月19日)。We explores ways in which architecture and design can be employed to achieve prosperity not premised on growth.
アラキ+ササキアーキテクツによる東京都北区の住宅「密集市街地の光階段」レポート。都心の住宅密集地において、日照を溜め込む縦に延びる階段室ボリュームを介し、人や光、空気が行き来する住宅。Lightwell Staircase House, Tokyo
相坂研介設計アトリエによる埼玉県「本庄の医院・住宅」レポート。地域医療を支える小医院の増改築と、住居の移転新築計画。高齢化が進む郊外の地域医療を今後も担っていく民間拠点の、持続可能で血の通った更新を行った。Clinic and House in Honjo, Japan
佐野健太/佐野健太建築設計事務所による長野県「軽井沢の住宅」レポート。伸び伸びとした環境での子育てと、シンプルなライフスタイルを求めて首都圏から移住した家族のためのコンパクトな住宅。House in Karuizawa, Nagano, Japan
山﨑健太郎デザインワークショップによる千葉県八千代市の老人デイサービスセンター「52間の縁側」レポート。介護や支援が必要な高齢者、利用者の家族、地域の人たちや子どもたちなど、互いが関わり合いながら過ごせるみんなの居場所。The longhouse with the Engawa, Chiba, Japan
森清敏+川村奈津子/MDSによる埼玉県杉戸町の正明寺庫裏「鷲巣の走馬棟」レポート。増築や改築を重ねた庫裏を、時代と共に変化する家族構成や使われ方に合わせリノベーションし、特異な離れを伽藍のアイコンとした。Kuri at Shomyo-ji temple (priest’s living quarters), Saitama, Japan
2022年にJapan-Architects Magazineで掲載した記事のうち、閲覧者数トップ10をまとめました。 [The 10 most popular articles of 2022 - Japan-Architects...
隈研吾建築都市設計事務所によるデザイン監修の「東京藝術大学国際交流棟/Hisao&Hiroko TAKI PLAZA」レポート。藝大上野キャンパス内に、留学生と共に学び、共に交流できるパブリックアートで彩られる国際交流の拠点。[Tokyo University of the Arts International Exchange Plaza, design supervision by Kengo Kuma]
遠藤新による自由学園女子部 一連の校舎群とその景観全体が、東京都有形文化財に指定されたことを受け開催された見学会に合わせ、キャンパスを撮影できたので紹介する。Tokyo tangible cultural property, Jiyu Gakuen, by Arata Endo (Frank Lloyd Wright's chief assistant).
黒崎敏/APOLLOによる東京都渋谷区の住宅「ESPRIT」レポート。都心の周辺環境を積極的に受け入れながらも、緩やかにプライバシーを確保した中間領域を多く設け、都市生活を存分に楽しむことができる住宅。ESPRIT house, Tokyo. A massive concrete and glass exterior defines this house in a downtown residential neighborhood. The client, who runs a company that uses flowers and greenery to design...
原田将史+谷口真依子/ニジアーキテクツによる東京都の「段庭の家」。密集した狭小旗竿敷地において、建物と一体となる敷地一杯の段々デッキで全体が庭のような住宅。Step Garden House, Tokyo
橋本尚樹建築設計事務所による千葉県成田市の「玉造幼稚園」。森や古墳に囲まれた敷地で、閉じながら開くことを両立させるよう、アーチが連続する回廊をリング状に配置した幼保連携型認定こども園。Tamatsukuri Kindergarten, Chiba, Japan
岸本和彦/acaaによる神奈川県葉山町の「House-M」レポート。この地に建っていた古民家と、その使われ方が醸し出していた雰囲気を継承していく終の棲家。House-M, Kanagawa, Japan
「東京ミッドタウン デザインタッチ2022」レポート。今年のテーマは『環るデザイン』。人々の生活が大きく変化し新しい価値観が次々と生まれている今、本当に大切にしたいものをこの先も残していくためには何ができるのか。持続可能な未来へのヒントをデザインを通して探る。"Design for Sustainable Future"Today, people's lives are changing drastically, and values are being perceived in new ways.What can we do to preserve...