「gravity」展レポート/DESIGN小石川

Neoplus Sixten Inc.
9. de novembre 2017
Photo by Neoplus Sixten Inc.

参加デザイナーは、藤森泰司、藤城成貴、安積伸、TORAFU ARCHITECTS、二俣公一、DRILL DESIGN、芦沢啓治、tempo x ECAL collaboration。

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本展は、英国人音楽家であるAnthony Moore氏からのメール「DESIGN小石川においてサウンドインスタレーションを行えるか?」からはじまったという。DESIGNARTの展示のひとつとして10月中から開催しており、会期中はムーア氏によるトークやライヴも開催された。

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【スイング スタンド】TORAFU ARCHITECTS
「音楽×重力」というテーマから考案したメトロノームのようにゆっくりスイングするハンガースタンド。コートやカバンなどを引っ掛けると、少し傾いてバランスを取る。異なる長さで3種あり、それぞれ異なるテンポを刻む様子が面白い。

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【Hapalua/ハパルア】藤森泰司
小さな置き型のモビール。木製の器と羽のような薄いパーツの間に、球状の真鍮のウェイトを挟んで組み合わせると、重力バランスによってすっと立ち上がる。

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【wood steel lighting/ウッド・スチール・ライティング】芦沢啓治
同じ厚みの木材と鉄板を挟み込んでつくった照明。素材の重量バランスの関係で浮遊感がうまれ、不思議と軽やかさを感じる。

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一本の照明でも成立するが、数本を重ねることで建築的なモビールやシンプルなシャンデリアのような使い方もできる。

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【IN THE SKY B.G. /イン・ザ・スカイ B.G.】二俣公一
E&Yより2010年にリリースしたコレクションラインedition HORIZONTALのひとつ「in the sky」のスケールを拡大したもの。針金を曲げてスタディを重ね、重力のもとにのみ成立する。より大きくなった同作が、重力のもとでどのような空気をつくり、どのように空間を切り取るのか、実際に体感できる。現在限定10台で製作・販売中。

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【Dark Crescent /ダーク・クレセント】安積伸
三日月に身をもたげ、揺らぎを楽しむスウィング・ベンチ。三日月に人が座る「Paper Moon」という古典的なイメージをアイデアの源泉としている。

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【Libra/リブラ】DRILL DESIGN
天井から吊られた1本のアームが、先端の光源の重さによって傾き、逆側は天井に接して重さを支える。天秤のようなシンプルな構造でモビールのようにバランスをとるペンダントライト。

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【sticks/スティックス】藤城成貴
マグネットの力で、太さ、長さの違う2種類の棒を自由に形を作り上げて楽しむモビール。

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【gravity waves/重力の波】Anthony Moore(アンソニー・ムーア)
サウンド・インスタレーション。上部に等間隔に設置された5つのスピーカーのあるエリア中央に置かれたスツールに座ると、音の振り子が大きな弧を描きながら自分の回りを揺れているようなサウンドに包まれる。

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スツールはKarimokuのキャストールスツールプラス。5つの異なる樹種を無塗装で仕上げた本展示限定バージョンだ。

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【Useless Machine/使い道のない器具】tempo x ECAL
栃木県足利市を拠点とするモビールブランドtempo(mother tool)との協働により、ローザンヌ美術大学(ECAL)、工業デザイン学科2年に在籍する学生たちが、日本滞在期間に得た異なる製造技術や知識を元にモビールを制作した。
 


 

展示は好評で、会期が12日まで延長された。

【gravity】
会期:2017年10月17日~11月12日
会場:DESIGN小石川
詳細:http://designkoishikawa.com/gravity2017/

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