たまらん坂の家

東京
写真 © Masayoshi Ishii
写真 © Masayoshi Ishii
写真 © Masayoshi Ishii
写真 © Masayoshi Ishii
写真 © Masayoshi Ishii
建築家
森清敏 ＋ 川村奈津子 / MDS
年
2009

　狭小住宅において如何に物理的な広さを確保し、空間に広がり感をもたせるかは普遍的なテーマである。そして、その小さな空間にどのようにモノを収納し、どのように居心地のよい場所をつくりだすかということも合わせて求められる要素である。

　そこで、天井懐、床下といった存在を忘れられがちな部分に着目した。屋根および各階の床をそれぞれ上下2枚に分解し、その各々の2枚の板を上下から任意にくり抜くことで、食事をするところ、くつろぐところ等のいくつかの場が生まれ、そのどちらにも属さない隙間は収納として利用され、間接的に居住面積を補う。くり抜いた穴からは視線が抜け、光が差し込み、風が抜け、建物全体が緩やかにつながる空間となった。

関連したプロジェクト

  • Gebäudeadaptierungen Rathausbereich - Zwentendorf
    maul-architekten zt gmbh
  • FON - Wohnbau und Kindergarten Fontanastraße
    GERNER GERNER PLUS
  • GOLD - Wohnbau Goldberg
    GERNER GERNER PLUS
  • BENE - Wohnbau Benedikt
    GERNER GERNER PLUS
  • PUCH - Wohnbau Puchsbaumgasse
    GERNER GERNER PLUS

Magazine

Kiyotoshi Mori + Natsuko Kawamura / MDS によるその他のプロジェクト

立川ANNEX　-倉庫×家-
東京
深沢の家
東京
鉄の家
東京
赤塚の家
東京
白金の家
東京
Newsletters
 
World-Architectsをフォローする
パートナー