この家には、デッキが4か所ある。見晴らしのいい屋上デッキでは食事をしたり、お風呂上がりに涼んだり、夫がビールを持って上がってきたり。3階海側の デッ キはDKと一体化した空間。庭の樹木が枝を伸ばし、自然も身近だ。
枝の先には洗濯物がぶら下がっている。3階の山側に飛び出した船の舳先のようなデッキで は、魚を干したり。ここからは山から下りてきたタヌキやリスの姿を見ることもでき、1階寝室のデッキではプールを出して水遊びをする。
5歳の長女と遊びに来た近所の女の子は、これらのデッキを縦横無尽に駆け回っている。そうかと思えば、今度は室内のスキップした階段に設置された滑り台で遊んだり。その様子を眺めていた妻は、「子供のほうが、この家を上手に使いこなしているのかもしれませんね」と笑う。
学 生時代からヨットが趣味というSさん夫妻は、相模湾を見下ろす敷地を手に入れた。海まで歩いて10分。背後には緑豊かな公園と山が広がっている。「この辺 りの土地のことをよく分かっていて、海が趣味というのも一緒。子供好きで、ライフスタイルも似ているはずだから」と、地元の建築家・佐藤浩平さんに設計を 依頼。要望したのは、「外も部屋のように住める家」だった。「自分たちだけでこぢんまりと生活するのではなく、周囲の環境を取り込み、近所の子供たちが自 由に出入りするような家が希望でした」(妻)。
佐藤さんが提案したのは、木の幹から枝が伸びていくように、家の中央に設けた階 段を中心に段違いに部屋が配されたスキップフロアの家。1階には寝室や吹き抜けの子供室があり、2階西側には水回りが。半階上ると大きな机を造り付けた ワークスペースがあり、その上には開放的なダイニングキッチン、さらにリビングへと続く。
「敷地にもとからあった樹木を生かす ことを前提にプランしました。家の中も外も木をイメージし、木登りしながら暮らすような感覚です」と、佐藤さん。スキップしたフロアはどの階からも海が見 えるように窓が設けられており、開放的だ。枝のように伸びる部屋の先にはさらにデッキが広がり、周囲の豊かな景色を取り込んでいる。
5歳の長女と遊びに来た近所の女の子は、これらのデッキを縦横無尽に駆け回っている。そうかと思えば、今度は室内のスキップした階段に設置された滑り台で遊んだり。その様子を眺めていた妻は、「子供のほうが、この家を上手に使いこなしているのかもしれませんね」と笑う。
学 生時代からヨットが趣味というSさん夫妻は、相模湾を見下ろす敷地を手に入れた。海まで歩いて10分。背後には緑豊かな公園と山が広がっている。「この辺 りの土地のことをよく分かっていて、海が趣味というのも一緒。子供好きで、ライフスタイルも似ているはずだから」と、地元の建築家・佐藤浩平さんに設計を 依頼。要望したのは、「外も部屋のように住める家」だった。「自分たちだけでこぢんまりと生活するのではなく、周囲の環境を取り込み、近所の子供たちが自 由に出入りするような家が希望でした」(妻)。
佐藤さんが提案したのは、木の幹から枝が伸びていくように、家の中央に設けた階 段を中心に段違いに部屋が配されたスキップフロアの家。1階には寝室や吹き抜けの子供室があり、2階西側には水回りが。半階上ると大きな机を造り付けた ワークスペースがあり、その上には開放的なダイニングキッチン、さらにリビングへと続く。
「敷地にもとからあった樹木を生かす ことを前提にプランしました。家の中も外も木をイメージし、木登りしながら暮らすような感覚です」と、佐藤さん。スキップしたフロアはどの階からも海が見 えるように窓が設けられており、開放的だ。枝のように伸びる部屋の先にはさらにデッキが広がり、周囲の豊かな景色を取り込んでいる。
3階DKからスキップしたリビングとその下のワークスペースを見たところ。東側はベイ杉を用いた壁が落ち着いた雰囲気をつくり出し、白い壁とのコントラス トも美しい。この東面の壁は吹き抜けを設けるために斜めになっており、屋上のトップライトからの光を2階まで届けている
白 い壁から木の箱やデッキが飛び出したユニークな外観。「箱型ではなく出っ張りや斜めの壁を設けて、木から枝が伸びているようなイメージに。漆喰と木を組み 合わせることでメリハリをつけ、あまりボリューム感が出ないようにしました」と、佐藤さん。木を用いた部分は、耐候性を高めつつ古木のように見える塗料で 仕上げている
断面図
作品の詳細は 「 新しい住まいの設計 」 2009年1月号をご覧ください
場所
神奈川
神奈川






