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Mountain and Sea View

とてもドラマチックな家だ。

玄関扉を開けると、ほの暗い空間の正面に見えるのが、上階へと誘うかのように光が降りてくる階段。1階に寝室などの個室を配し、2階にLDKという平面構成である。誘われるように階段を上ると、上階は階段を基点にL字型に展開している。西側にLDK、南東に洗面・浴室という割り振りだ。

「熱海の『ホライゾンハウス』を雑誌で見て小川晋一さんの設計に一目惚れしました。海のそばにあんな家を建てて、週末は海を見ながらのんびり過ごせたらいいなと思って」と建主のMさん。小川さんは、海と西側に浮かぶ富士山の眺望を核に設計、でき上がったのがこの家である。

キッチンの正面には富士山を望み、高さ5m、幅6・2mの開口部を開け放つと、やや細長く感じられたLDKが広いコートデッキと一体になって、豊かな空間に変わる。南東のウィングに位置する浴室も同様。

LDK、コートデッキ、洗面&浴室と床の素材を統一することによって、窓を開け放ったときに視覚的な境界が消え去り、内と外は文字どおり一体になる。

「内と外の境界を曖昧にして、天気のいい日の気持ちよさを深呼吸できるような家ができ上がったと思います」という小川さん。「晴れた日の食事はすべてコートデッキで」というMさんにとってぴったりの週末住宅となったようだ。
開くと存在感がなくなる南面の大開口と西面のフィックス窓が、海と富士山という絶景を室内に導く。キッチンに立ったときに見える景色はご覧のとおり。白い室内空間が、海と空の青をより際立たせている
開くと存在感がなくなる南面の大開口と西面のフィックス窓が、海と富士山という絶景を室内に導く。キッチンに立ったときに見える景色はご覧のとおり。白い室内空間が、海と空の青をより際立たせている
南面開口を全開にするとLDKはコートデッキと一体になる。空間のボリュームに合わせたダイニングテーブルも小川さんの設計
南面開口を全開にするとLDKはコートデッキと一体になる。空間のボリュームに合わせたダイニングテーブルも小川さんの設計
エントランスから上階の絶景を予感させる、白一色の階段
エントランスから上階の絶景を予感させる、白一色の階段
掘り込み式の浴槽につかれば、目に入るものは空と海だけ。右の窓を全開にすればコートデッキとの境がなくなる。「半露天風呂のようで爽快ですよ。道路からも見えない位置だし、外部からの視線は気になりませんね」(妻)
掘り込み式の浴槽につかれば、目に入るものは空と海だけ。右の窓を全開にすればコートデッキとの境がなくなる。「半露天風呂のようで爽快ですよ。道路からも見えない位置だし、外部からの視線は気になりませんね」(妻)
平面図
平面図
作品の詳細は 「 新しい住まいの設計 」 2009年4月号をご覧ください
場所
神奈川
住宅
2008
神奈川

建主
Mさん

設計
小川晋一都市建築設計事務所

施工
加治産業

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