Seeds

方眼紙に庭の図面を描くような気持ちで鉛筆を動かしていたら、庭の仕事の中で見てきたいろいろな形が抽象化されて出てきた。具体的な仕事の内容は、根巻き作業のときである。移植をするために行うその作業は木を知るための一番大事な作業と思っている。
地面より上の木葉の量を意識しながら、地中の根を切っていくその関係性を肌で感じる経験は、自分が色々な木を見るうえでの見方に影響している。
木を中心にドーナツ型に土が崩れないように掘り進めていく過程で両脇に地面の断面が見えてくる。そのなかに見えるものと自分が描き出した抽象的な形が同じ気がした。そんな種のようなものを、いろいろな土に蒔いてみたらどうなるのか?しかし何が生えてくるかという興味ではなく、どういう場所、どういう土の中に蒔くかということを大事に考えた。
Landscape Architect
N-tree
場所
東京
Year of completion
2005