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台東区谷中の路地の奥にある小住宅。寺院に面した敷地からは、連なる墓石越しに樹形のよい柿の木と、大きなしだれ桜が見える。この風景は、おそらく江戸時代から現代まで変わらないものであろう。
1平方キロに約18,000人が暮らすこの辺りには、多くの寺院が集まっている。それらは、今の東京においては、貴重なオープンスペースである。施主は、家を家族の成長と共に変化して行くものと捉え、その初期設定として、鉄筋コンクリートのスケルトンを造ることに限られた予算を活かした。
われわれには、敷地の魅力を充分に引き出すことが求められた。路地に始まり屋上まで続く螺旋状の運動性を内包する平面・断面計画を行った。
場所
東京
Year of completion
2014